夏休みの宿題や絵日記、ポスター、自由研究の表紙など、イラストを描く機会は意外と多いものです。「絵が苦手」「何を描けばいいかわからない」というお子さんでも、簡単な題材を選んで手順通りに描けば、見栄えのする一枚に仕上がります。
この記事では、夏休みに手書きですぐ描ける簡単なイラスト題材を、夏の風物詩・食べ物・生き物・シーンの4テーマに分けて30種類以上ご紹介します。さらに、初心者でも上達しやすい描き方のステップや、道具選びのポイントも解説。今日からマネできるアイデアを集めました。
簡単イラストが夏休みに活躍する場面
夏休みは、イラストを描く機会が一年で最も多い時期と言ってもよいでしょう。学校の宿題以外にも、家族や友達へのお手紙、自由研究のまとめ、SNSの投稿など、ちょっとした絵が添えられるとぐっと印象がよくなります。

イラストが必要になる主な場面
夏休み中にイラストを描く具体的な場面を整理してみると、思った以上に多いことに気づきます。事前にどんな絵を描くか考えておくと、当日になって慌てる心配もありません。
| 場面 | 使うイラスト例 |
|---|---|
| 絵日記 | 一日の出来事、出かけた場所 |
| 自由研究の表紙 | テーマに合うイラスト |
| 読書感想文の挿絵 | 本のワンシーン |
| 暑中見舞いハガキ | 季節の風物詩 |
| ポスター制作 | テーマに沿った絵 |
| お手紙・寄せ書き | デコレーション |
簡単な題材を選ぶメリット
絵が得意でなくても、シンプルな題材を選べば仕上がりに自信が持てます。複雑な題材に挑戦して途中で挫折するより、簡単な絵を丁寧に仕上げる方が、結果として完成度の高い作品になります。
工作の宿題と組み合わせて取り組むなら、夏休みの工作アイデアもあわせてチェックしてみましょう。絵を添えるだけで作品全体の魅力がアップします。
夏の風物詩を描こう(花火・海・スイカ・かき氷)
夏らしい題材の代表格といえば、花火や海、スイカ、かき氷などの「夏の風物詩」です。誰もが見たことのあるモチーフなので、見る人にもすぐ伝わり、絵日記やハガキにぴったりです。
描きやすい夏の風物詩30選
まずは題材選びに迷ったときに役立つよう、描きやすい夏の風物詩をまとめました。気に入ったものから挑戦してみてください。
| カテゴリ | 題材 |
|---|---|
| 空・天気 | 入道雲、虹、太陽、青空、夕焼け |
| 海・水辺 | 波、貝殻、ヒトデ、砂浜、ヨット |
| 植物 | ひまわり、朝顔、ハイビスカス、ヤシの木 |
| 行事 | 花火、線香花火、お祭り、盆踊り |
| 涼 | スイカ、かき氷、風鈴、うちわ、扇風機 |
| その他 | 麦わら帽子、サンダル、浮き輪、虫かご |
花火の簡単な描き方
夜空に咲く花火は、丸の中から放射状に線を伸ばすだけで描けます。中心点を打ち、そこから上下左右、斜めへと線を引き、線の先に小さな丸や星をつけると華やかになります。色は赤・黄・青などを使い分け、背景を黒や濃紺で塗ると一気に夏らしさが出ます。
スイカ・かき氷の描き方
スイカは半円を描いて、中に小さな種を散らすだけで完成します。かき氷は山型のシルエットに、シロップを表す色を上から流すように塗ると本物らしく見えます。器の部分を別の色にすると、立体感も出せます。
絵日記や宿題向けの絵については、夏休みの絵の宿題で具体的なテーマ選びのコツも紹介しています。
夏の食べ物イラスト(食べ物・飲み物)
夏ならではの食べ物や飲み物は、色がはっきりしていて形もシンプルなものが多く、初心者向けの題材として最適です。冷たいスイーツや、夏祭りの屋台メニューは特におすすめです。

夏の食べ物・飲み物題材リスト
絵日記の挿絵やデコレーションに使える、夏らしい食べ物を集めました。どれも基本図形の組み合わせで描けるものばかりです。
| ジャンル | 題材 |
|---|---|
| 冷たいスイーツ | アイスクリーム、ソフトクリーム、アイスキャンディー、シャーベット |
| 屋台グルメ | たこ焼き、焼きとうもろこし、わたあめ、チョコバナナ、りんご飴 |
| 麺類 | 冷やし中華、そうめん、ざるそば |
| 飲み物 | ラムネ、サイダー、麦茶、アイスティー、レモネード |
| 果物 | スイカ、メロン、桃、パイナップル、ぶどう |
| 和菓子 | 水ようかん、わらび餅、あんみつ |
食べ物イラストを上手に見せるコツ
食べ物のイラストは「光沢」と「湯気・冷気」を加えるだけでぐっとリアルになります。アイスクリームならてっぺんに白いハイライトを入れ、冷たい飲み物にはコップの周りに小さな水滴を散らしましょう。逆に温かい食べ物は、上にもくもくとした湯気を描けば食欲をそそる絵になります。
アイスクリームの描き方手順
円錐形のコーンを描き、その上に雲のような丸い形をのせるだけでアイスクリームが完成します。コーンの部分には格子模様を入れ、アイスにはチョコチップやイチゴをのせるとアレンジが楽しめます。
夏休みの作品制作全般のヒントは、夏休みの作品づくりも参考になります。
夏の生き物(カブトムシ・セミ・金魚)
夏休みといえば虫取りや金魚すくいなど、生き物との出会いが楽しい季節です。観察日記や自由研究にも使える、夏の生き物イラストの描き方をマスターしましょう。

描いてみたい夏の生き物題材
実際に観察したり、図鑑を見たりしながら描くと、より特徴をとらえた絵になります。観察記録としても活用できる題材を集めました。
| 種類 | 題材 |
|---|---|
| 昆虫 | カブトムシ、クワガタ、セミ、トンボ、チョウ、テントウムシ、カマキリ |
| 水の生き物 | 金魚、メダカ、ザリガニ、カエル、おたまじゃくし |
| 海の生き物 | カニ、ヤドカリ、イルカ、クジラ、クラゲ、タコ |
| 鳥・小動物 | ツバメ、スズメ、ハト |
カブトムシの簡単ステップ
カブトムシは「楕円のからだ+角+6本の足」が基本構造です。まず横長の楕円を描き、頭の部分に大きなツノを一本足すだけで「それらしい」絵になります。足は前後3本ずつ、ジグザグの線で表現すれば十分です。
金魚の描き方
金魚は丸い体に三角のヒレを足すだけで描けます。尾びれは大きく、ひらひらと波打つ形にすると、水の中を泳いでいる感じが出ます。赤い色でぬれば、お祭りの金魚すくいで見るあの姿に近づきます。
セミの描き方
セミは縦長の楕円に羽を二枚重ねるだけ。羽は半透明をイメージして、薄い水色や灰色で塗ると涼しげに見えます。木にとまっている様子を描けば、夏らしさが一気にアップします。
絵画コンクールに応募する場合は、絵画コンクールで評価されやすい構図やテーマも参考にしてみてください。
夏のシーン(プール・お祭り)
風景や場面を描くと、絵日記や新聞のまとめページが一気に華やかになります。人物を入れるのが難しいときは、後ろ姿や横顔から練習すると描きやすいです。
夏のシーン題材アイデア
| シーン | 描く要素例 |
|---|---|
| プール | 水・浮き輪・ビート板・水しぶき |
| 海水浴 | 砂浜・パラソル・貝殻・水着 |
| お祭り | 提灯・屋台・浴衣・かき氷 |
| 花火大会 | 夜空・花火・観客のシルエット |
| キャンプ | テント・焚き火・星空 |
| お盆 | お墓参り・盆踊り・精霊馬 |
| 朝顔観察 | 植木鉢・つる・花 |
| 夏休みの一日 | ラジオ体操、宿題、昼寝 |
プールのシーンを描くコツ
プールは「水色の四角+浮き輪+人」のシンプルな組み合わせで描けます。水面に小さな波線を入れ、ビート板や浮き輪を浮かべると、それだけで楽しそうな雰囲気になります。背景に青空と入道雲を入れれば、より夏らしい一枚に仕上がります。
お祭りシーンの描き方
提灯を上の方にいくつか並べ、その下に屋台や浴衣姿の人をシルエットで描きます。背景を夕焼けやネイビーの夜空にすれば、提灯の明かりが際立ちます。細かく描きこまなくても、雰囲気で「夏祭り」が伝わります。
新聞づくりに絵を活用したい方は、小学生の夏休み新聞もあわせてご覧ください。
ステップ別の描き方のコツ
絵を描くのが苦手でも、いくつかのコツを押さえれば、見違えるほど上手に見えます。ここでは初心者でも実践しやすい手順を紹介します。

基本の4ステップ
どんなイラストも、次の順番で描けば失敗が少なくなります。いきなり細部から描こうとせず、全体のバランスを先に決めるのがポイントです。
| ステップ | 内容 |
|---|---|
| 1. 下書き | 鉛筆で薄くアタリ(大まかな形)を取る |
| 2. 線画 | ペンや濃い鉛筆で輪郭をなぞる |
| 3. 着色 | 明るい色から塗り、影をあとで重ねる |
| 4. 仕上げ | ハイライトや背景を加えて完成 |
上手に見せる3つのテクニック
ちょっとした工夫で、絵の印象は大きく変わります。次の3つを意識するだけでも、ぐっと完成度が上がります。
- 線の強弱をつける:輪郭は太く、内側の線は細くすると立体感が出ます
- 色は3色までに絞る:色を使いすぎるとごちゃつくので、テーマカラーを決めましょう
- 背景に「夏らしい色」を入れる:水色・黄色・オレンジを背景に使うと一気に夏感が出ます
失敗しないための注意点
下書きの段階で消しゴムを多用しすぎると紙が傷んでしまいます。間違えても気にせず、上から薄く線を引き直していくつもりで進めましょう。また、絵を描く前にティッシュで手を拭くと、紙に汚れがつきにくくなります。
「やることがなくて退屈」というときには、小学生の夏休みが暇で紹介している過ごし方の一つとして、イラストに挑戦するのもおすすめです。
道具の選び方
イラストを楽しむために、まずは道具を揃えましょう。高価な画材は必要ありません。家にあるものや100円ショップで手に入るもので十分です。
初心者におすすめの基本セット
最初から本格的な画材を揃える必要はありません。下記の基本セットから始めて、慣れてきたら少しずつ買い足していくのが続けやすいコツです。
| 道具 | 用途 | 選び方のポイント |
|---|---|---|
| 鉛筆 | 下書き | HBか2Bが描きやすい |
| 消しゴム | 修正 | 角がある新品が便利 |
| 色鉛筆 | 着色 | 12〜24色あれば十分 |
| サインペン | 線画 | 黒の細・太の2本 |
| 画用紙・スケッチブック | 紙 | 厚めの白い紙が描きやすい |
道具を使い分けるコツ
道具にはそれぞれ得意・不得意があります。「絵日記には色鉛筆」「ハガキにはサインペン」など、使う場面に合わせて選び分けると、仕上がりが安定します。水彩絵の具を使うときは、紙のヨレを防ぐためにスケッチブックを選ぶとよいでしょう。
あると便利な追加アイテム
- マスキングテープ:装飾やフチ取りに使える
- 白いペン:ハイライトを入れて立体感を出す
- クーピー・パステル:広い面を一気に塗れる
- 定規:背景の地平線や枠線を描くときに便利
夏休みの作品づくり全般で使える道具については、夏休みの工作アイデアでも紹介しています。
よくある質問
最後に、夏休みのイラストに関してよく寄せられる質問をまとめました。同じような悩みを抱えている方の参考になれば幸いです。
Q. 絵が苦手でも上手に描けますか?
はい、コツさえつかめば誰でも描けます。まずは「丸・三角・四角」の組み合わせで描ける題材から始めましょう。スイカやアイスクリーム、入道雲などはシンプルな図形の組み合わせなので、絵が苦手な方でもチャレンジしやすい題材です。
Q. 何分くらいで一枚描けますか?
簡単な題材なら5〜10分、少し本格的なものでも30分程度で仕上げられます。ただし、絵日記や宿題の場合は、下書きから着色まで丁寧に進めれば1時間ほどかかることもあります。焦らず楽しみながら描くのがコツです。
Q. 色鉛筆と水彩絵の具どちらがおすすめですか?
初心者の方には色鉛筆をおすすめします。準備が簡単で、細かい部分まで描き分けやすいからです。水彩絵の具は広い面をきれいに塗れる反面、乾かす時間が必要で、紙の選び方も難しくなります。慣れてきたら水彩にも挑戦してみるとよいでしょう。
Q. 描いた絵を上手に保存するには?
描き終えた絵は、クリアファイルやスケッチブックに入れて保管しましょう。色鉛筆や水彩は時間が経つと色がくすむことがあるので、直射日光の当たらない場所に保管するのがおすすめです。気に入った絵はスマートフォンで撮影してデジタル保存しておくのも安心です。
Q. アイデアが浮かばないときはどうすればいい?
外に出て夏らしい風景を観察したり、図鑑や写真集を眺めたりするとヒントが得られます。家にある食べ物や、窓から見える景色も題材になります。それでも迷ったら、この記事で紹介した題材リストの中から「描いてみたい」と思ったものを選んで挑戦してみてください。