長かった夏休みも、気がつけば終わりが近づいてきます。「夏休みが終わる前に何をしておけばよかったんだろう」と毎年後悔してしまう方も多いのではないでしょうか。せっかくの長期休みを充実したものにするためには、最終週の使い方が大きなカギを握ります。
この記事では、夏休みが終わる前にやっておきたいことを、宿題・新学期準備・思い出づくり・生活リズムなどのカテゴリ別にまとめました。さらに小学生・中学生・高校生といった学年別のアクションや、最終週のスケジュール例も紹介します。読み終わった頃には、「これだけやっておけば後悔しない」というチェックリストが手に入るはずです。
夏休みが終わる前にやっておきたいこと一覧——後悔しないチェックリスト
夏休みが終わる前に取り組んでおきたいことは、大きく6つの領域に分けることができます。どれも単独では小さなことですが、最終週にまとめて取り組むことで「やり残しがない」という安心感を得られます。
まずは全体像を押さえましょう。下の表は、夏休み終了前にチェックしたい項目をジャンル別に整理したものです。
| ジャンル | 主なやること | 後回しにしたときのリスク |
|---|---|---|
| 宿題・課題 | ドリル・読書感想文・自由研究の最終仕上げ | 始業式直前に徹夜することになる |
| 新学期準備 | 教科書・ノート・上履きなど持ち物点検 | 当日朝に「ない!」と慌てる |
| 思い出の整理 | 写真の現像・アルバム作成・絵日記の整理 | 記憶があいまいになって書けなくなる |
| 生活リズム調整 | 早寝早起きへの切り替え | 始業式に体調を崩す |
| 家族の時間 | 家族写真撮影・夏のイベントの締めくくり | 「もっと一緒に過ごせばよかった」と後悔する |
| 遊びの締めくくり | プール・花火・夏祭りなど季節の遊び | 来年まで持ち越し、夏らしさを味わえない |
この6つのジャンルを意識して最終週のスケジュールを組むと、抜け漏れが起きにくくなります。特に「宿題」と「生活リズム」はどちらも始業式に直結するため、最優先で取り組みたい項目です。
なお、夏休みの正確な終了日は地域や学校によって異なります。自分の地域の終了日を改めて確認したい方は、夏休みいつまで?2025年の終了日まとめを参考にしてください。残り日数を正しく把握することが、計画づくりの第一歩です。
宿題・自由研究の最終チェック——終わらないときの対処法も
夏休みが終わる前に、まず取り組みたいのが宿題です。ドリル系の宿題はもちろん、読書感想文・自由研究・工作・ポスターなど、提出物が多い夏休みは想像以上にやることが多くなります。

宿題の進捗を見える化する
最初にやるべきは「残っている宿題のリスト化」です。頭の中で「あれもこれも残っている」と考えていると、実際の量よりも重く感じて手が動かなくなりがちです。紙やスマホのメモで構わないので、残タスクをすべて書き出してみましょう。
書き出す際は、以下のような分類があるとスムーズです。
| 宿題の種類 | 主な内容 | 完了の目安 |
|---|---|---|
| ドリル・問題集系 | 算数ドリル・漢字ドリル・英語ワークブック | 1日数ページずつコツコツ進める |
| 作文・感想文系 | 読書感想文・人権作文・税の作文 | 構成→下書き→清書の3段階で進める |
| 制作物系 | 自由研究・工作・絵画・ポスター | 材料準備→制作→仕上げを別日に |
| 観察・記録系 | 朝顔の観察日記・天気記録 | 記憶があるうちに毎日少しずつ書く |
| 体験・行動系 | お手伝い記録・運動記録 | 残り日数で達成可能か早めに判断 |
リスト化した時点で「これは間に合わないかもしれない」と気づくこともあります。その場合は、優先順位をつけて「絶対に出さないといけないもの」から手をつけましょう。
終わらないときに焦らないコツ
最終週になっても宿題が終わらないと、お子さんも保護者の方も焦ってしまいがちです。しかし、徹夜で無理をすると始業式に体調を崩す原因になるため、現実的な計画を立て直すことが大切です。具体的な対処法は夏休みの宿題が終わらない!最終手段と対処法で詳しく解説しています。
宿題が間に合わないと感じたときは、以下の判断軸で取り組むものを絞り込みます。
| 判断ポイント | 優先度の目安 |
|---|---|
| 提出必須かどうか | 必須 → 高、任意 → 低 |
| 評価への影響度 | 成績に直結 → 高 |
| 完成までの所要時間 | 短時間で終わる → 高(先に片付ける) |
| 家族の手伝いが必要か | 一人で完結 → 高(自分のペースで進められる) |
「全部やる」ではなく「優先順位の高いものから確実に仕上げる」という発想に切り替えるだけで、心の負担はぐっと軽くなります。
新学期準備——持ち物・身だしなみ・学習面の点検
宿題と並んで重要なのが新学期の準備です。始業式当日になって「上履きが小さい」「教科書が見つからない」と慌てるのは、夏休みあるあるの一つです。終了の数日前にはひと通りの準備を済ませておきましょう。

持ち物のチェックリスト
学年やお子さんによって必要なものは異なりますが、共通して点検しておきたい項目を表にまとめました。
| カテゴリ | 点検項目 | チェックポイント |
|---|---|---|
| 文房具 | 鉛筆・消しゴム・定規・のり | 使い切っていないか、足りない本数はないか |
| ノート類 | 各教科のノート・連絡帳 | 残ページ数・新しいノートが必要か |
| 教科書・資料 | 1学期の教科書・配布プリント | 学校に置いてくるべきものとの仕分け |
| 体育用品 | 体操服・赤白帽・上履き・体育館シューズ | サイズアウトしていないか、洗濯済みか |
| 季節アイテム | 水筒・帽子・ハンカチ・タオル | 残暑対策として9月も継続使用 |
| 提出物 | 健康観察カード・保健関係の書類 | 記入漏れ・押印漏れがないか |
特に体操服や上履きは、夏休み中に成長してサイズが合わなくなっているケースが多いものです。終了の1週間前までにはサイズを確認し、必要なら買い替えの時間を確保しましょう。
身だしなみと学習面の準備
持ち物以外にも、整えておきたいポイントがあります。
| 準備項目 | 具体的な内容 |
|---|---|
| 髪の毛 | 始業式までに散髪・ヘアアレンジを整える |
| 爪・身だしなみ | 爪を切る、清潔な服を準備する |
| 学習面 | 1学期の復習・苦手単元の確認 |
| 心の準備 | 新学期の目標を一つ決める |
| 友達との連絡 | 必要に応じて連絡を取り合う |
学習面では、いきなり難しい予習に取り組むよりも、1学期の復習を軽く行うほうが効果的です。記憶の整理にもなり、新学期のスタートがスムーズになります。
思い出の整理と家族の時間——夏を「ちゃんと終わらせる」ために
夏休みの終わりは、ただ慌ただしく日常に戻るだけでなく、夏という季節を「ちゃんと終わらせる」ための時間でもあります。家族で過ごした時間を振り返り、思い出を形にすることで、夏休みの満足度がぐっと高まります。

写真とアルバムの整理
夏休み中はスマホの中に写真が大量にたまりがちです。終わる前にざっと整理しておくと、後から見返す楽しみが生まれます。整理のポイントは以下のとおりです。
| 整理ステップ | やること |
|---|---|
| 選別 | 同じ場面で複数撮ったものを1〜2枚に絞る |
| 分類 | 「旅行」「お祭り」「お出かけ」などタグやアルバムで分ける |
| 共有 | 祖父母など離れた家族にお気に入り数枚を送る |
| 印刷 | お気に入りはL判やフォトブックで紙にする |
| 絵日記化 | 子どもが書く絵日記の参考写真を選んでおく |
絵日記の宿題がある場合、写真を見ながら書くと記憶があいまいでも内容を膨らませやすくなります。
家族写真と最後の思い出づくり
夏休みの最終週は、意外と家族写真を撮る最後のチャンスです。普段はバラバラに過ごしていても、最終週なら全員で予定を合わせやすい家庭も多いはず。家の前で撮るだけでも、毎年続けると貴重な記録になります。
夏休みの最終日の過ごし方をどう設計するかについては、夏休み明けがつらいときの対処法もあわせて読むと、心の準備も含めて整えやすくなります。
遊びの締めくくり
季節限定の遊びは、夏休みが終わってしまうと一気に楽しみにくくなります。最終週にやり残しがないか、振り返ってみましょう。
| 夏らしい遊び | チェック |
|---|---|
| プール・水遊び | まだ行っていなければ最終週に予定を入れる |
| 花火 | 自宅の庭や公園で手持ち花火を楽しむ |
| 夏祭り・盆踊り | 地域の最終開催日をチェック |
| 昆虫採集・観察 | カブトムシ・セミなどの最後の観察 |
| かき氷・スイカ | 季節の食べ物を家族で味わう |
「やった・やらなかった」を見える化するだけでも、夏らしい締めくくりが意識できます。
生活リズムの調整——始業式を元気に迎えるために
夏休み明けに体調を崩しやすい大きな原因が、生活リズムの乱れです。終わる直前に急に早寝早起きへ切り替えようとしても、体は簡単にはついてきません。終了の1〜2週間前から段階的に調整していくのが理想です。

段階的な生活リズム調整プラン
下の表は、一例として「夏休み終了2週間前から」少しずつリズムを戻していくプランです。
| 時期 | 起床目標 | 就寝目標 | ポイント |
|---|---|---|---|
| 終了2週間前 | 普段より30分早く | 普段より30分早く | カーテンを開けて朝日を浴びる |
| 終了1週間前 | 学校がある日と同じ | 学校がある日と同じ | 朝食をしっかり食べる |
| 終了3日前 | 学校仕様で固定 | 学校仕様で固定 | 夜のスマホ利用を控えめに |
| 終了前日 | 学校仕様 | 学校仕様 | 持ち物確認を済ませて早めに就寝 |
いきなり数時間単位で変えるのは難しいので、30分単位で少しずつ前倒しするのがコツです。朝の光を浴びることで体内時計がリセットされやすくなります。
食事と運動も整える
生活リズムは、起床時刻だけでなく食事と運動も関係しています。
| 整えたい習慣 | 具体的なアクション |
|---|---|
| 朝食 | 毎朝同じ時間に食べる、主食+たんぱく質を意識 |
| 水分補給 | 残暑が続くため、起きてすぐコップ1杯の水 |
| 軽い運動 | 朝の散歩・ラジオ体操で体を起こす |
| 入浴 | ぬるめのお湯にゆっくり、就寝1〜2時間前 |
| デジタル機器 | 就寝前1時間はスマホ・ゲームを控える |
すべてを完璧に行う必要はありません。「朝の光」「決まった時間の朝食」「夜のスマホ控えめ」の3つだけでも意識すると、体内時計が整いやすくなります。
学年別のやっておきたいこと——小学生・中学生・高校生
夏休みが終わる前にやっておきたいことは、学年によっても変わってきます。年齢が上がるにつれて、自己管理の比重が高くなり、進路や受験を意識した行動も増えていきます。
小学生の場合
小学生は、まだ自分一人で長期休みを管理しきれない時期です。保護者と一緒にチェックリストを使いながら、楽しく仕上げていく姿勢が大切です。
| カテゴリ | 小学生のやること |
|---|---|
| 宿題 | ドリル・絵日記・自由研究の最終仕上げ |
| 新学期準備 | サイズアウトした上履き・体操服の確認 |
| 思い出 | 絵日記を写真と一緒に書き上げる |
| 生活 | 早寝早起きを家族みんなで取り組む |
| 遊び | プール・花火など夏らしい遊びを締めくくる |
低学年ほど保護者のサポートが必要で、高学年になるにつれ「自分で計画する」練習を始めるとよい時期です。
中学生の場合
中学生になると、部活動や塾の予定も加わり、自分で時間を管理する力が求められます。最終週は「自分でやり切る経験」を積むチャンスでもあります。
| カテゴリ | 中学生のやること |
|---|---|
| 宿題 | ワーク・読書感想文・実技教科の課題を確実に |
| 学習 | 1学期の復習、苦手教科の見直し |
| 部活 | 残暑対策・新人戦に向けた体調管理 |
| 進路 | (3年生)志望校の文化祭・説明会情報をチェック |
| 生活 | スマホの使用時間を見直し、就寝時刻を固定 |
特に中学3年生は、高校受験を意識した最終週の使い方が重要です。生活リズムを整えながら、夏休み中の学習成果を確認しましょう。
高校生の場合
高校生は、進路や受験勉強と直結する時期です。「やっておきたいこと」のレベルが、ぐっと自己投資寄りになります。
| カテゴリ | 高校生のやること |
|---|---|
| 学習 | 模試の見直し、苦手分野の最終チェック |
| 進路 | オープンキャンパスの振り返り、志望校の優先順位 |
| 生活 | 夏休み中の生活パターンをデータで振り返る |
| 自己投資 | 読書・映画など知見を広げる時間 |
| 健康 | 残暑バテ予防、食事と睡眠の見直し |
特に高校3年生は、夏休み終了とともに本格的な受験モードへ入る時期です。最終週は「夏の総決算」として、生活と学習の両面を整えましょう。
最終週の使い方——曜日別スケジュール例
最後に、夏休みの最終週をどう使えばよいか、曜日別のスケジュール例を紹介します。あくまで一例なので、自分や家族の予定に合わせてアレンジしてみてください。
| 曜日 | テーマ | 主な行動 |
|---|---|---|
| 月 | 棚卸し | 残った宿題・準備物のリストアップ |
| 火 | 宿題集中 | 一番時間がかかる課題に集中して取り組む |
| 水 | 新学期準備 | 持ち物・服装・身だしなみの整備 |
| 木 | 思い出整理 | 写真整理・絵日記・アルバム作成 |
| 金 | 家族時間 | 家族写真・お出かけ・夏らしい食事 |
| 土 | 遊び締め | プール・花火など夏らしい遊び |
| 日 | 仕上げ | 持ち物最終確認・早めの就寝 |
このようにテーマを決めて1日ずつ進めると、「気づいたら終わっていた」という後悔が起きにくくなります。残り日数が少ない場合でも、複数のテーマをまとめて1日に詰め込むイメージで応用できます。
よくある質問(FAQ)
Q1. 夏休みが終わる前に絶対にやっておくべきことは何ですか?
最低限押さえておきたいのは「宿題の最終仕上げ」「新学期の持ち物点検」「生活リズムの調整」の3つです。この3つができていれば、始業式当日に大きく慌てることはありません。余裕があれば、思い出の整理や家族の時間も加えていくとよいでしょう。
Q2. 最終週から生活リズムを整えるのでは遅いですか?
理想は2週間前からの段階的な調整ですが、最終週からでも改善は可能です。ポイントは「朝の光を浴びること」と「就寝時刻を固定すること」です。たとえ3〜4日でも続けると、始業式当日のだるさをかなり軽減できます。
Q3. 宿題が明らかに終わらないとき、どうすればいいですか?
まずは残っているものをすべてリスト化し、「提出必須かどうか」「評価への影響度」で優先順位をつけましょう。徹夜は始業式の体調不良につながるため避けるのが賢明です。詳しい対処法は夏休みの宿題が終わらない!最終手段と対処法で紹介しています。
Q4. 子どもが新学期に行きたがらない様子です。どう対応すればいいですか?
「行きたくない」という気持ちを否定せず、まずは受け止めることが大切です。生活リズムの乱れや宿題への焦りなど、原因が複合的な場合も多いものです。長引きそうなときは早めに相談先を探しましょう。心のケアについては夏休み明けがつらいときの対処法もあわせて読んでみてください。
Q5. 高校生・大学生でも「夏休みが終わる前にやること」はありますか?
もちろんあります。高校生なら模試の振り返りや志望校の整理、大学生ならインターンや学業との両立計画、後期履修の準備などが代表例です。学年が上がるほど「自分の時間をどう使うか」が問われるため、最終週に振り返りの時間を確保することをおすすめします。
まとめ——夏休みが終わる前にできることは意外とたくさんある
夏休みが終わる前にやっておきたいことは、宿題・新学期準備・思い出の整理・生活リズム調整・家族の時間・遊びの締めくくりの6つに整理できます。すべてを完璧にこなす必要はなく、自分や家族にとって大切な項目から順番に取り組めば十分です。
特に「生活リズム」と「宿題」は、始業式の朝に直結する重要項目です。最終週のスケジュールに「曜日別テーマ」を設定し、1日ずつ確実に進めていくと、後悔のない締めくくりができます。
「夏休み、もっとこうしておけばよかった」を、今年は「やり切った」に変えてみませんか。今日から少しずつでも、終わる前のチェックリストを進めていきましょう。